
シーズーの長生きの秘訣は?健康維持のポイント

愛犬とはできるだけ長く一緒に過ごしたいですよね。シーズーは比較的丈夫といわれていますが、どうすれば長生きしてもらえるのでしょうか?今回はシーズーのかかりやすい病気と、健康維持のポイントをご紹介します。
シーズーの寿命とかかりやすい病気

寿命
シーズーの平均寿命は15歳前後です。個体によってばらつきがあり、20歳まで生きることもあるようです。遺伝や日頃の健康管理、飼育環境によって寿命は変化します。気を付けたい病気
シーズーがかかりやすい病気には、主に以下のものがあります。・気管虚脱
気管が変形し、息が荒い、乾いた咳をするなどの症状が現れる病気です。パグやシーズーなどの短頭種で多く発症します。
・熱中症
短頭種は生まれつき呼吸がしづらく暑さに弱いため、熱中症になりやすいです。
・皮膚病
シーズーの皮膚は蒸れに弱く、またカビなどによる皮膚のトラブルも多い犬種です。マラセチア皮膚炎、脂漏性皮膚炎などにかかりやすく、強い痒みやベタつき、フケがみられます。
・緑内障
シーズー、マルチーズ、ビーグルなどに多く見られます。目が充血し、角膜が白く濁ったり、眼球が飛び出したようになったりします。
・外耳炎
垂れ耳の犬種によくみられる病気です。外耳道に炎症をおこして、かゆみ、耳垢がたまる、といった症状があります。
次は、これらの病気からシーズーを守るためのポイントを見ていきましょう。
体重・室温管理に注意

高温多湿は熱中症の原因はもちろん、呼吸器系や心臓系、気管に負担がかかり、気管虚脱の発症の原因にもなります。夏場は冷房をつけ、昼間の散歩は避けましょう。
皮膚疾患発見のためにもブラッシングを欠かさずに!
シーズーの長い毛が風に揺れる姿に憧れる飼い主も多いと思いますが、フルコートを維持するにはブラッシングやラッピングといった被毛のケアが欠かせません。短くカットした場合でも、シーズーは毎日~週に3回以上のブラッシングが必要です。ブラッシングのとき、ついでに全身を触って異常がないかチェックしましょう。赤みが見られたりべたついていたりしたら、獣医さんに診てもらってください。
日頃から愛犬の全身を撫で、ブラッシングすることで、皮膚病だけでなく骨折・脱臼・腫瘍など、さまざまなトラブルに気付くことができますよ。
目は定期的に検査を

予防ができる病気に角膜炎があります。
シーズーは長い毛がチャームポイントですが、この毛が目に触れ続けると角膜炎を発症しやすくなります。
目に毛が入らないよう「ラッピング」「ゴムでくくる」「まめにカットする」といったケアをしましょう。
異物が目を刺激し続けると失明につながることもあります。眼病予防のためにも、顔まわりのケアを忘れないでください。
耳掃除も忘れないで
シーズーは、耳の毛を伸ばしていたり飾りをつけていたりして、耳掃除が難しいときがあります。しかし、垂れた耳の内側は湿度が高く、汚れが溜まります。ノミやダニ、細菌が繁殖しやすく、トラブルが多発します。
週1回を目安に耳掃除をしてください。イヤークリーナーとコットンを使いましょう。クリーナーで耳垢を柔らかくして浮かせ、ぬぐい取ります。綿棒は素人の場合耳を傷つける可能性が高いので、おすすめしません。
ただし、耳が異常に臭い、黒い耳垢がたくさんある、傷がある、といった症状がみられる場合は耳掃除はしないで、まずは動物病院へ連れて行きましょう。
まとめ

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