
老犬シーズーのケアで注意したいことと、介護と備えについて

犬も長寿の時代になり、シーズーの寿命も15年前後になりました。年齢を重ねると気になるのが、老化と介護です。シーズーが老犬になったときに注意したいことと、介護と備えについて紹介します。
老犬のシーズーにとって負担になること

食事
ペチャ顔のシーズーは歯並びが悪い傾向にあり、歯周病や歯肉炎のリスクが他の犬より高いと言われています。歯がグラグラする、抜ける、歯ぐきから出血する、口内炎の痛みや違和感から、食欲が低下してしまうなどといった例が多くみられます。老犬になると食が細くなりがちですが、口内にトラブルがあると特に、硬いものや大きなものが食べられなくなり、食べる速度が落ちたり、量が少なくなってきます。こうした兆候が見えたら、口の中をチェックするとともにフードを工夫してくださいね。
散歩
基本的にシーズーの体は骨太で筋肉質ですが、老犬になると筋力も体力も衰えてきます。散歩の途中で帰りたがる、散歩に行きたがらない、ゼイゼイと息をする、階段や坂道を嫌がる、などの症状が見られたら、散歩のルートや距離、時間を考え直しましょう。体作りの運動ではなく、体力維持、気分転換をメインにした散歩に切り替えてください。関節に問題がある場合などは、抱っこやペットカートなどで連れ出しても大丈夫です。
シャンプー
毛が美しいシーズーには、ブラッシングやラッピング、シャンプーといった手入れが欠かせません。しかし老犬になると、こうしたボディケアが負担になります。シャンプーは体力が必要な上に、体が乾くときに体温を奪われて風邪を引いたり、被毛に湿気が残って皮膚炎を起こしたりする懸念があります。。軽減するために毛は短めにカットし、ボディケアが短時間で済むようにしてあげましょう。
ドライシャンプーやボディーシートなどを活用するのもおすすめです。
通院や介護、特別なケアが必要なことも

こうした病気で通院する機会が増え、目薬や服薬、全身のマッサージや塗り薬の使用など自宅でのケアが欠かせなくなります。さらに老犬は次のような点にも注意が必要です。
・目が見えなくなる(慣れていない場所が苦手になる)
・耳が聞こえなくなる(呼びかけに応じなくなる)
・認知症になる(無駄に吠えたり、徘徊したりする)
・排泄機能が低下する(おむつ・ペットシーツが欠かせなくなる)
・性格が変わる(攻撃的になったり、特定の人にしか懐かなくなる)
・内臓機能が低下すると透析・輸液処置が必要で通院の可能性もある
このような症状が進行していくと介護が必要になってきます。寝たきりになることもあり、生活環境を見直さなければならなくなります。
留守番をさせられなくなったり、愛犬の行動範囲を制限しなければならなくなったりなど、新たな対策が必要になることもあります。
老犬になる前に準備しておきたいこと

少しでも老化を遅らせたり、健康な老犬でいるためには「健康診断やワクチン接種を定期的に受ける」「ペット保険に入ったり、貯蓄で万が一に備える」といった若い頃からの「健康のためのお金を使うこと」が重要です。
健康管理にどれくらい投資できるか考え、早くから備えるようにしておきましょう。
まとめ
シーズーが老犬になると食事・散歩・シャンプーが億劫になってきます。また、介護や通院が必要になるケースもあり、金銭的にも肉体的にも飼い主の負担が大きくなります。早健康維持や保険・貯蓄にお金を投じるなど、対策について早めに考えるようにしましょう。どんなに手がかかったとしても、愛犬のシーズーと一日でも長く過ごしたいですものね。
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