【毎日の習慣が健康を左右する】ポメラニアンの歯磨きについて学ぼう
愛犬の健康に歯磨きは不可欠ですが、成犬になってから覚えさせるのはなかなか難しいもの。子犬の頃からトレーニングを積んで、嫌がらずに歯磨きできるようにしましょう。今回はポメラニアンの歯磨きのコツや覚えさせ方などを紹介します。
ポメラニアンの口内の健康を維持するために
野生の犬であれば本来歯磨きは不要です。しかしペットとして飼われている犬は、野生の犬と食生活が大きく異なります。犬は自分で歯磨きができませんので、飼い主が口内ケアを行ってあげないと、歯周病や歯肉炎になってしまいます。歯石の元となる歯垢がつく時期は個体差があります。同じポメラニアンでも生後半年くらいに歯垢が付き始める子もいれば、2歳くらいから付く子もいます。いずれにしても子犬の頃から、人間と同じく毎日歯磨きをしてあげるのが理想的です。
健康的な口内のチェックポイントは以下の通りです。
1.歯茎が赤くなっていないか
2.歯は白く、茶色っぽく変色していないか
3.緑色に歯が変色していないか
4.口臭がひどくないか
5.歯槽膿漏などが原因で歯がぐらついていないか
6.何らかの原因で歯茎から出血していないか
歯磨きを行う際は、この6つのポイントに着目しましょう。
まず口を触られることに慣れさせる
成犬になってから歯磨きを覚えさせるのは、なかなか骨が折れます。子犬時代に「口を触られるのは気持ちいい」と認識させることが大切です。決してポメラニアンを不安にさせないようにしてください。ファーストステップとして、口の周辺をマッサージするように触りましょう。触らせてくれたらおやつなどのご褒美を与え、それを繰り返して覚えさせます。口に触られることに慣れてきたら、口を開け歯を触られることにステップアップ。ここでも嫌がることなく歯を触らせてくれたら、ご褒美を与えましょう。
上記のようなトレーニングをしても極端に嫌がるポメラニアンもいます。その場合は、ケア用のおもちゃやガムなどを試してみるのも一つの手です。遊びやおやつ感覚でデンタルケアができるので、歯磨きに抵抗がなくなるケースもあります。
ポメラニアンの歯磨きテクニック
ポメラニアンの歯磨きで使う歯ブラシは、犬用でも人間の子供用でもOK。毛先とヘッドが少し丸みを帯びている形状の方が、受け入れてくれやすいです。歯ブラシ自体を嫌がるようであれば、ガーゼや包帯を指に巻いて磨いてもいいでしょう。ポメラニアンは口が小さいので最初はやりづらいかもしれませんが、コツを掴めばスムーズに磨けるようになります。
1.歯茎に対して、歯ブラシを垂直に立てます
2.円を描くように歯ブラシを動かします。(マッサージをするように行う)
3.上の歯と下の歯をそれぞれ歯磨きして完了
歯ブラシで取れない歯垢や歯石は、スケーラーというスティック状の器具を使うと取れやすいです。しかし硬化してしまった歯石の除去は自宅で行うのは難しいことも。その場合は無理に取ろうとせず、トリマーや獣医に一任しましょう。
歯磨きでポメラニアンとのコミュニケーションを深める
愛犬が歯磨きに対して抵抗を持たなくなれば、これほど親密なコミュニケーションはありません。できれば毎日歯磨きしてあげるのが理想ですが、なかなか時間が取れない場合は数日ごとでも大丈夫。歯磨きついでにボディチェックを行い、常に愛犬の健康に気遣ってあげてくださいね。その他の記事
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