
【高齢犬のお世話】老犬期を迎えたポメラニアンの世話を知ろう

元気いっぱいのポメラニアンも、若いころは難なくできたことも加齢とともに失敗することが多くなります。今回は、老犬となったポメラニアンの飼い主が知っておきたい、お世話の方法をまとめました。
ポメラニアンは何歳からが高齢犬?

その後は1年に人間でいうと4歳くらいずつ年齢を重ね、3歳で約28歳、5歳で約36歳となります。
一般的に老年期とされるのは、ポメラニアンが10歳を迎えたころからです。ポメラニアンの10歳は人間の年齢だと56歳くらい。人間だと「シニア」と言われることにはまだ抵抗がある年齢ですね。
高齢になると免疫力や筋力に衰えが

・名前を呼んでも反応しない・遅い
・歩くスピードが遅い、走らない
・食事量が以前よりも少ない
・散歩に行きたがらない・他の犬などに興味を示さない
・寝ている時間が長くなった
・粗相するようになった
・被毛の色が薄くなった・白い毛が混じるようになった
上記のような様子が見られたら、老犬期を迎えた証拠。こうなったら、これまで以上にポメラニアンの健康状態のチェックを怠らないようにしましょう。
高齢のポメラニアンは、病気やケガをしやすく、回復も遅くなります。早期発見と予防が大切です。
高齢のポメラニアンにはシニア用のフード

突然フードを変えると食べないことがあるため、今まで食べていた餌に少量を混ぜ、徐々にシニア用に切り替えます。
フードを残すようなら1回の量を減らし、食事回数を増やしましょう。
また、加齢によって咀嚼力も落ちます。歯が弱ったり抜けたりすることもあるので、ドライフードが食べにくそうならお湯でふやかして与えましょう。ふやかしたフードは傷みやすいので、食事が終わったらすぐに片づけてください。
高齢のポメラニアンは感染症などにもかかりやすくなります。毎食後に皿はきれいに洗い、清潔を保ってください。
粗相をするようになったらしてあげること

トイレに行くのが難しい状態であったり、頻繁に粗相をしたりする場合は、トイレをベッドやハウスの近くに移動することや、おむつを使うことも検討しましょう。
わざと粗相しているわけではないので、叱らないでくださいね。
加齢とともに便も柔らかくなりがちなので、お尻周辺の皮膚が荒れて炎症を起こすかもしれません。全体のトリミングはしなくても、お尻周辺の毛は短くカットしておくといいですね。
排泄の後は、刺激の少ないペット用のウェットシートで拭いてあげましょう。
高齢犬になったときこそ愛情を込めた世話が大切
高齢犬になると、昔は当たり前にできていたことがだんだんとできなくなっていきます。高齢期を迎えたポメラニアンには、若いとき以上に声をかけ、体調の管理をしっかり行ってください。世話をする手間や費用が増えるかもしれませんが、これまで一緒に過ごしてきた大切な愛犬です。飼い主さん自身が後悔しないシニア犬ライフを送らせてあげてくださいね。