【迎え入れる前に知っておきたい】ポメラニアンの子犬を飼育するときのポイント4つ

ポメラニアンの子犬に餌をあげるとき

ポメラニアンは、餌をあげるときのしつけで次第でワガママに成長してしまいます。毎回「おすわり」、「待て」などの指示をしてから餌をあげましょう。餌を催促して吠えたり服を引っ張ったりしているときは必ず叱り、静かに座って待つことができているときにあげてください。

置き餌は衛生的によくありません。また、食欲の変化がわからないためポメラニアンの異常に気付きづらくなります。食べ残しはそのままにせず、すぐに片づけましょう。

ポメラニアンの子犬にトイレを覚えさせるコツ

ポメラニアンがそわそわして落ち着かない場合、排泄のサインかもしれません。あらかじめ用意したトイレへすぐに連れていきましょう。
連れて行ってもすぐにはしないかもしれませんが、しばらく待ってみましょう。トイレから出た途端に排泄することもあります。きちんとトイレでできたら、大げさなくらいに褒めてくださいね。

床に排泄してしまうなど失敗してしまったときは、ウェットティッシュなどでよく拭き、消臭スプレーで完全に臭いを消してください。
失敗を見つけたら、黙って片づけましょう。叱るとポメラニアンが排泄自体を悪いことと勘違いして、我慢したり飼い主に見つからないような場所で排泄するようになったりしまいます。

犬は飼い主に褒めてもらうことが大好きです。褒めてもらえるとき・もらえないときを理解することで、正しいトイレの場所を覚えていくでしょう。きちんとトイレを覚えてからも、毎回褒めてあげてくださいね。

トイレトレーニングは時間がかかります。何度失敗してしまっても感情的になって叱らずに、ポメラニアンも努力していることをわかってあげましょう。

ポメラニアンの子犬の散歩

ポメラニアンは活発な犬種ですが、骨が細くケガをしやすいので必要な運動量は比較的少ないです。特に、生後半年未満の場合は骨がまだしっかりしていないので、散歩は近所を軽く周る程度にしましょう。身体が成長してからは、15分程度の散歩を1日2回行ってください。

散歩のときは必ずリードをつけ、ポメラニアンが飼い主よりも前に出ないようにしましょう。
元気いっぱいのポメラニアンは、飼い主をぐいぐいあちこちに引っ張って歩くかもしれません。そのままポメラニアンの思い通りにさせておくと、飼い主より自分のほうが上だと認識してしまいます。

ポメラニアンは気管がつぶれてしまう「気管虚脱」にもなりやすいので、その点でも注意が必要です。

必要以上に自由にさせず、飼い主がコントロールしながら散歩しましょう。

ポメラニアンの子犬時代は社会化の時期

ポメラニアンは、生後3週間くらいから社会化がスタートします。社会化期とは、いろんな環境や日常のさまざまな刺激に慣れ、これから生きていく上での基本を学ぶ時期です。

社会化がうまくできないと好奇心が警戒心へと変化し、他の犬や人に対して攻撃的になったり、たくさん吠えたりしてしまいます。

ポメラニアンの子犬の社会化のために、積極的に外に連れ出しいろんな犬や人と交流させましょう。しつけ教室には「パピークラス」という、子犬の社会化のためのクラスもあるので、参加してみるのもいいですね。

正しいしつけの仕方も学べるので、近所にあればぜひ行ってみてくださいね。

子犬時代はあっという間。たっぷりと愛情を注いで育てましょう

犬は人間よりも成長が早く、子犬時代はあっという間に過ぎていきます。生後2年経過した頃にはもう成犬の仲間入りです。時に厳しく、時に優しく育てることが大切。言うことを聞かないときもあると思いますが、根気強く向き合いましょう。
子犬のときにしっかりしつけすれば、きっと飼い主に忠実なポメラニアンの成犬になってくれますよ。