かわいい姿を見ても甘やかしは禁物! 賢いチワワのしつけ方
大きな目に小柄な体がなんとも愛らしいチワワ。その姿を見ていると、思わず甘やかしてしまう気持ちもわかります。しかし、賢くて勝気なチワワは、甘やかしてしまうと大変。チワワの性格を踏まえた上で、しつけのポイントをご紹介します。
チワワの性格や特徴をきちんと把握しよう!
チワワは理解力に優れ、好奇心旺盛な犬種。見た目のかわいらしさも相まって、小型犬の中でも長年人気を誇っています。しかし、そのかわいさから、ついつい飼い主が甘やかしてしまうことも。
チワワは頭がいい分、間違ったしつけをすると、飼い主の言うことを聞かなかったり、イタズラしたり、問題を起こしてしまう場合もあります。
また臆病な反面、勝気な部分もあるので、吠え癖や噛み癖がついてしまう子も見受けられます。
チワワに「私が主人」としっかり植え付ける
一番大切なのは、主人はチワワではなく、飼い主だと教えること。これは子犬のころからの教育がポイントになります。たとえば、「一緒に遊ぼう」「おやつを食べたい」などと要求し、くっついたり吠えたりしたときでも、そのまま応じるのはNGです。「待て」「お座り」「よし」など、飼い主の言うことを聞かせてからに応じましょう。
食事を一緒に取るときなども、飼い主さんが優先でチワワは少し待たせないといけません。
かわいそうに思えるかもしれませんが、勝気な性格なため子犬のときにしっかりしつけないと、「自分のほうが偉い」と錯覚してしまいます。
家族でチワワを飼う場合も、ファミリー全員が上の立場であることを認識するようにしつけましょう。きちんとしつければ、もともとは忠実な犬種なので安心して一緒に暮らせます。
臆病なチワワはしつけで叱るときも工夫
チワワは臆病な性格のため、叱るときに大声で怒鳴ったり、叩いたりしてはいけません。臆病な性格からくる吠え癖や、警戒心からくる噛み癖も、どのような状況でやってしまうのかまず把握してください。そのうえで、状況を改善するのがチワワをしつける第一歩です。
叱る時は短く聞き取りやすい言葉で「ダメ!」「いけない!」などと伝えて、上手にできたらしっかり褒める。この繰り返しによって、チワワ自身がやっていいこと悪いことを覚えます。チワワは一度理解したらしっかり覚えるので心配いりません。
気を付けてほしいのは、叱るときにチワワの名前を呼ばないこと。自分の名前を叱るワードだと間違えると、チワワはいつでも叱られているように感じてしまいます。
チワワのトイレしつけは褒めることがポイント
室内犬のチワワにとって、トイレのしつけも重要な要素です。犬はきれい好きなので、寝る場所とトイレの場所は別でないと落ち着きません。おうちに来た日からトイレの場所を教えて、一度決めた位置を変えずにじっくり覚えさせましょう。
しつけのポイントは、トイレできちんと排泄できたら、とにかく褒めること。別な場所で用を足してしまっても怒ってはいけません。排泄そのものがダメなことだと勘違いしてしまう可能性があります。
排泄のタイミングは、目覚めたときや食事後、遊んだ後などが多いので、初めのころはそのタイミングで抱き上げてトイレの上に座らせるなどしてみてください。
まとめ
とてもかわいいチワワですが、その姿に負けて甘やかしてしまうと、成犬になったときにとても大変です。飼い主がリーダーであることをしっかり教え、できたことに対してはいっぱい褒めて、ダメなことは感情的にならずにわかりやすい言葉で叱るのがポイントです。子犬の頃からきちんとしつけて、賢くかわいいチワワに育ててくださいね。