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早くも一番忙しいゴールデンウイークも終わり一段落。と思いきや今年は色々と上手くいかない
ゴールデンウイークだろうと何時だろうと、夫婦二人で自宅でやっている以上は対応する件数は限られる
そして頑張って対応するのだが、ゴールデンウイークというのは購入目的はそうなんだろうけど「とりあえず見てみよう」の方が非常に多い
もちろん家族の一員を決めるのであるから大切なことには違いない。しかしうちはブリーダーであってペットショップではない
ようするに卸売業がメインで、直売はあくまでもサブである。だからペットショップのようなきめ細かい応対はできない。その代わり安く販売をしている。それを理解していただけるお客様に支えられているのがブリーダーなのだが、訪問される方にはそんな区別を考えていない方もおられる
中には動物園の触れ合いパークと勘違いされているような方もいる。
そして見学の方には見学のみか、気に入ったら引き取りまであるのかを尋ねるのだが、まず全員が「気に入ったら連れて帰る」と言う。そしてシャンプーまでしてお待ちしていると「今日はあと2件行くので、とりあえず保留します」
もう何をかいわんやである。
そんな空振りのゴールデンウイークが終わり、気を取り直して次へと動き出す。まずはこの時期に絶対にやらないといけないことがある。狂犬病の予防接種だ
これは実際に必要があるのか疑問なのだが、法律で決まっている以上は従わなくてはならない。ましてやうちは動物取扱業。一般の方なら打たなくても怒られるぐらいだろうが、うちは営業許可を取り消されたら終わりである。
それでいてブリーダーの予防接種はどうするのか? ごく小規模なブリーダーであれば動物病院に連れて行って打つ。普通の人と同じだが、うちは35頭いる。よって獣医さんにきてもらう。
それでこのワクチン料金というのは実は定価が無い。役所の集団接種はだいたい3500円ぐらいであり、街の動物病院でも似たようなものだと思う。
しかしブリーダーだと提携の獣医師がおり、結構安い値段で打ってくれる。200頭300頭など大量飼育しているブリーダーさんなら、それこそかなり値引きしてくれる。その代わりワンちゃんが病気したらうちに来てねというバーターだけど
だからうちは狂犬病も6種混合も生体価格に含む、わかりやすいコミコミ料金でやっている。
しかしうちが提携している獣医さんはまだお若い女性なのだが、今の時期は毎日数百頭にワクチンを打っており指が痛いと毎年お嘆きであった。
しかし2年前から動物看護師という資格ができて、ワクチン液を混合したり注射器をセットしたり獣医師の補助ができる方を雇うようになった
さすがに二人いると早いもので、30分かからずにすべて終了。動物業界も進化しているのだな
まあこれで一安心。これからも頑張っていこう