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ウィペット

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ウィペット

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ウィペット

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全国のウィペットの子犬

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ウィペット

ウィペット

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ウィペット

ウィペット

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ウィペットってどんな犬?

ウィペットは、スリムで長い肢体がクールな印象の犬種。優美な走り姿と運動能力の高さが魅力です。性格は温厚で愛情深く、短毛のため手入れも簡単なので、とても飼いやすい犬種といえます。

ウィペットの子犬を飼う前に知っておきたい5つのこと

ウィペットの特徴

イギリス生まれのハウンドドッグ、ウィペット。同国では「グレーハウンド」という狩猟犬が活躍していましたが、この犬を小型化して生まれたのがウィペットであるとされています。
名前の由来になっているのは、競走馬を鞭打つことを意味する「whip」です。その名の通り、ウィペットは19世紀~現在に至るまで長らくドッグレースで活躍している犬種です。

19世紀前半頃のイギリスでは、見世物としての闘犬やブル・ベイティングがさかんに行われていました。これを模して行われていたのが、ウィペットにウサギを仕留めさせるゲームです。
イギリス国内で闘犬やウサギ追いが禁止されると、代わりにドッグレースが行われるようになりました。祖先犬のグレーハウンドもレースドッグとして活躍しており、ウィペットはそれよりも飼いやすい、手頃なレース犬として愛好されていたようです。
その後ウィペットはいくつかのテリア種と交雑され、現在のスタンダードが作られました。

体高、体重小さな頭部に長い首、さらにスラリと伸びた四肢が美しいウィペット。体型は基になっているグレーハウンドより小さく、オスの体高が48.3~55.9cm、メスが45.7~53.3cmで、体重は11.3~18.1kgです。

毛色、毛質ウィペットはマール以外のすべての毛色が認められており、ブリンドル・グリズルなどのカラーパターンも豊富です。
毛質は滑らかなスムースコートで、下毛をほとんど持たないシングルコートです。1cm程度と毛が短いため、日々のお手入れも簡単な犬種です。

サルーキ、イタリアングレーハウンドとの比較ウィペットと同様にスリムな体格の犬種として知られるのがサルーキとイタリアングレーハウンドです。
短毛種のウィペットに対し、サルーキはロングコートとスムースコートの両方が存在します。またサイズはサルーキの方が一回り二回り大きく、垂れ耳を持つのが特徴です。
対するイタリアングレーハウンドは、ウィペットよりやや小さめな体格をしています。また耳はローズイヤーと呼ばれる上部が後ろ側に折れ曲がった形をしています。

ウィペットの性格

狩猟犬の血を引くウィペットについて、「飼いにくいのでは?」というイメージを抱く人もいるのではないでしょうか。

しかし、ウィペットはおとなしく穏やかな性格をしています。
飼い主には深い愛情を注ぎますが、じゃれつくのではなく目で訴えるようにして気持ちを伝えます。また攻撃的な面も少なく、小さな子どもの遊び相手としてもぴったりです。

温和で友好的なところは、ウィペットが飼いやすいと言われる理由の一つです。ほかの犬とも仲良くできるので、多頭飼いする飼い主さんも少なくありません。初対面の人や子どもにも優しく接することができります。
しかし、ウィペットには繊細な一面もあります。大きな声で怒鳴りつけたり、乱暴に扱われたりすることに強いストレスを感じます。

とても賢いウィペットですが、ドッグレースの競争犬ならではの集中力の高さもポイントです。一度外に出て走り回ったり、ボールなどを追いかけたりすると、持ち前の集中力を発揮してどこまでも駆けていきます。
また訓練性が高いため、さまざまなトレーニングを楽しめる犬種でもあります。一緒に楽しみながらトレーニングすることで、犬との信頼関係を強めていきましょう。

ウィペットの飼い方

食事に運動、しつけ等、ウィペットを飼うときにはどのようなことに注意するとよいのでしょうか。ここでは、飼い方のポイントについて説明します。

食事のポイント細いながらも全身しなやかな筋肉に覆われたウィペット。健康的な体型を維持するためには、毎日の食事が重要です。
食事は1日2回が適切です。子犬期は1日3回、食事をあげるのが一般的。また、常時新鮮な水を飲めるようにしましょう。

必要な運動量、おすすめの遊ばせ方ドッグレースのために作られた犬としての血筋から、走ることが大好きなウィペット。ほかの競争犬と比べると体格は小柄ですが、それでも1日2回、各30分から1時間程度のお散歩が必須です。運動不足はストレスが溜まる原因になりますので、ウィペットを飼うときは十分な運動時間を確保しましょう。

またドッグランのように自由に走り回れる施設を活用するのもおすすめですが、ウィペットには動くものを見ると追いかけたくなる本能が備わっています。いつでも飼い主さんに注意をかたむけられるよう、しつけはしっかりとおこないましょう。

お手入れ方法短毛のシングルコートであるウィペットは、抜け毛が少ない犬種です。濡れタオルで優しく身体を拭くことでも綺麗になりますが、できるだけ毎日ブラッシングをしましょう。
ウィペットのブラッシングには、短毛種に適したラバーブラシがおすすめです。全身の血行が促進され、皮膚や被毛が健康的になるとされています。

暑さ・寒さ対策ウィペットは、寒さが苦手です。冬場はお留守番の際にも必ずエアコンで室内を温め、また湯たんぽ等のあったかグッズを活用しましょう。寒さ対策として、服を着せるのもおすすめです。

ウィペットの寿命

平均寿命は、12歳~15歳。
もちろん寿命は個体差によるところが大きく、飼育環境や健康状態がよいときは平均よりも長生きするケースも少なくありません。

大切な愛犬には、1日でも長生きして欲しいものですよね。適切な食事管理や運動の確保により体型と健康を維持し、また日々のスキンシップの中で体調に異変がないかチェックしましょう。
「痛い」「辛い」を口に出せない犬ですが、少しの異変が不調のサインになる場合も。定期健診のほかに、いざというときに受診できるかかりつけ医は必ず持っておきましょう。

ウィペットの気を付けたい病気

甲状腺や皮膚、先天的な奇形などが発生しやすいとされており、とくに注意が必要です。

・甲状腺機能低下症
甲状腺の機能が低下すると、犬の元気の源ともいえる甲状腺ホルモンの分泌が低下します。これにより、元気の低下や食欲不振、毛ヅヤの悪化や脱毛といった症状が起こることがあります。

・アトピー性皮膚炎
短毛種であるウィペットは皮膚炎に注意が必要な犬種です。真菌や細菌、アレルギー、ハウスダストと原因はさまざまで、特に注意したいのはアトピー性皮膚炎です。
季節や体調によってもかかりやすさが代わり、また発症すると一生涯の付き合いになるケースもあるため、完全に予防するのは難しいといえます。
出来る限りアレルゲンから遠ざけ、定期的なブラッシングや薬用シャンプーで清潔を保ちましょう。


・耳介脱毛症
オスのウィペットに多く見られる疾患で、耳の毛の一部あるいは全体が脱毛します。ホルモンバランスの崩れが原因であるといわれており、子犬の頃から徐々に進行し、シニア期に入るまでにはほぼ全ての毛が抜けてしまいます。遺伝的な病気のため、明確な予防策や治療方法は確立されていません。