東北のスタンダードプードルの子犬を探す

エレガントなトリミングでよく知られるスタンダードプードルは体高38.1cm以上、体重がオス27.2～31.8kg、メス18.1～22.7kgの大型犬です。均整のとれた美しいスタイルを持ち、スタイリッシュなたたずまいで多くの愛好家を魅了しています。平均寿命は12.1歳※1といわれています。

多彩なカットを楽しめる豊富な被毛「トリミングが楽しめるペット」の象徴的存在でもあるプードルは豊かな毛量が魅力です。公認されているスタンダードプードルの毛色はブラック、ホワイト、ブラウン、アプリコットなど10種以上にのぼります。

プードルのトリミングスタイルは「クリップ」と呼ばれ、すべての犬種のトリミング技術の基本であるともいわれています。つまり、プードルの高いトリミング技術を持つことは、技術力の証明にもなるのです。

伝統のプードルカット「コンチネンタル・クリップ」スタンダードプードルの代表的なクリップは「コンチネンタル・クリップ」ですが、これはプードルクリップの原点です。ドッグショーでよく見かけますが、もともとはショーのためではなく、水場での狩猟を目的とした実用的なスタイルとして考案されたものです。

水泳が得意なことから水猟犬として重宝されたスタンダードプードルですが、泳ぎやすいよう無駄な毛は刈りあげられていました。胸周りと四肢の関節周りの毛を残したのは水の冷たさから身を守るため。しっぽの毛を残したのは、水中での目印代わりの意味があったようです。
この「コンチネンタル・クリップ」が原型となり、クリップはファッション化され、さまざまなスタイルが生まれるようになりました。

※1　アニコム家庭どうぶつ白書2022年

スタンダードプードルの特徴はなんといっても頭のよさです。その賢さは全犬種のなかでもトップクラスといわれています。

あらゆる場で活躍できる才能豊かなマルチプレイヤー水猟にとどまらず、昔からプードルは、サーカスでのパフォーマンスドッグや、トリュフを探す探知犬など多くの分野で重宝されてきました。豊かな才能は現在も受け継がれており、アジリティ（障害物競技）やトラッキング（探索）、盲導犬、聴導犬、セラピードッグなど多彩な場で活躍しています。

明るく聡明、理想的な優等生性格は温厚で人懐っこく社交的です。愛情深く、家族と一緒に過ごすことを好みます。同じプードルでも、トイプードルやタイニープードルなど小型犬と比べると落ち着きがあり、子犬でも落ち着いた雰囲気を感じさせます。高い知能を持っているので、しつけをしても飲み込みが早いでしょう。冒険心に満ちた活発な面も持ち合わせており、文武両道の優等生タイプの犬種です。

スタンダードプードルは、換毛期のないシングルコート。生え変わることなく毛が伸び続けるので、定期的なトリミングが必要です。

おしゃれなトリミングを楽しもうスタンダードプードルのトリミングは高い技術、さらに時間を要するため、トリミングサロンの利用がおすすめです。スタンダードプードルを飼う前には、定期的に発生するトリミング費用を把握しておきましょう。

＜所要時間の目安＞
約6時間（毛玉取り…1時間、シャンプー…1時間、ブロー…2時間、カット2時間）
＜費用の目安＞
1～3万円

トリミングのペースは1～3カ月に1回など、飼い主によって差があります。なかには「常に美しい姿を保ってあげたい」「衛生的である」などの理由から短いペースでおこなう飼い主もいるようです。

部分的ならセルフでもお手入れ可能部分的なカットなら自宅でも比較的簡単にお手入れできます。目もとの毛を伸ばしっぱなしにしていると、毛が目に入って涙やけを起こしやすくなります。また、足裏の毛を放置すると、歩行時に滑りやすくなり、ケガの原因に……。定期的にペット用のハサミやバリカンでカットしてあげてください。

また、毛玉防止のためにブラッシングは毎日おこないましょう。過度に洗うと皮膚の乾燥を招くので、シャンプーは月に1回程度で問題ありません。サロンでトリミングと合わせておこなってもよいでしょう。