梅雨に入り、本格的に暑い日も増えてまいりましたが短頭種と暮らすご家族の皆様方はどのように日々をお過ごしでしょうか。
私達は3月にイベント、スタッド、私達の犬舎内での交配、出産と慌ただしい日々で気が付けば6月に突入しておりました。
イベントは愛知県のハッピーランドさんを貸切させていただき、コロナウイルス対策の為人数を制限した上で開催致しました。
なかなか日頃触れ合う機会がないアメリカンブリーが集まるということで、1日経たずして締切りとなってしまいお断りさせていただいた方も多く大変申し訳ありませんでした。
有難いことに次回開催のお声をたくさん頂戴しているので、また何か安心して楽しめるイベントを企画出来たらと考えています。
今シーズンの出産ではフレブル・ブリー共に兄弟が少ないことが続いた為、販売できる子犬も少なかったのですがお陰様でどの子も健康に成長してくれました。

GT来日後初めての子犬ということで、どの様な子が生まれてくるかをとても楽しみにしていましたが、GTの長所をしっかりと受継いだと感じました。
性格はそれぞれ違う部分もありますが、マイペースでおっとりしているところはGTによく似ていると思います。

ボトルは375mlの物を比較に置いています。どの子も将来の姿が楽しみです。


写真で見るとやや大きく見えると言われますが、ブリーとしては本当にコンパクトで体高が低いです。
勿論コンパクトなだけではなく、骨量があり頭部ががっちりとしていてブリー特有のかたちをしています。
近頃、アメリカンブリーやエキゾチックブリーについてのご質問をいただく機会がまた増えてきたように感じます。
この犬種は歴史が浅く、日本ではなかなか見かけることもありません。本場であるアメリカではある程度メジャーで認知をされていますが、まだ犬種として定まっていない部分も多く一括りに語ることは難しい犬種だと思います。
私達が取扱うのは、アメリカンブリーの中でもエキゾチックブリーと呼ばれるタイプになります。現在も日々進化し続けている犬種であり、たくさんの人々から賞賛を得ている血統、見た目が素晴らしいとされている個体は非常に高価です。
歴史の長い犬種とは違い、個体差がかなり大きく、それは兄弟であっても出てきます。犬舎様によって取扱う血統が違う場合は、「本当に同じ犬種なのか」とお客様から質問をいただく程、その風貌が違うということもよくあります。
アメリカンブリー、エキゾチックブリーを迎えてみたいと考えられている場合は犬舎様の血統であったり交配している親犬のタイプを実際にご自身の目でご覧いただき、どのような子をお迎えされたいか検討していただくことが重要だと思います。
それぞれの犬舎様が好むスタイル、タイプがあるかと思いますので犬舎様と直接お話をしてみるのも良いかもしれません。
アメリカンブリー・エキゾチックブリーは、見た目のインパクトに反して穏やかで優しくのんびりとした性格というギャップが何よりの魅力だと思います。私達にとっても我が子同様に大切に育てています。
愛すべき犬種でありますので、この先国内でも扱う犬舎様が増え、日本中で認知され普及していって欲しいと願っています。
またこの犬種を始めたいというブリーダー様からの御相談もいただいておりますので、国内での普及の為にも出来る限りお力になれるよう尽力致します。
長くなりましたが最後に、最近来日したブリーを紹介させていただきます。
"ワールドスター" "0.01パーセントクラス" と世界のブリーダーから呼ばれている"MANOLO"という雄のブリーです。

世界中で驚きの声をあげられ続けてきた為か全身から醸し出ているオーラがあります。アメリカで生まれ、アメリカで開催されている最大のエキゾチックのショーに参加した経歴もあります。
私達が初めて出会ったのは今から3年以上も前のことですが、当時このようなブリーが存在したということに今でも驚きます。初めて私達の前に跳ぶように走りながら登場した時、言葉を失う程の衝撃を受けました。
3年という月日が経った今でも、"MANOLO"の長所というのは健在であり必要だと感じました。
交配が成功し、子犬が生まれた際は改めてこちらからも紹介させていただきたいと思っています。
今年の夏も、健康を守りながら楽しく穏やかに過ごせるよう気を引き締めていきたいと思います。長文ご覧いただきありがとうございました。