臆病だけど実は勇敢? 飼う前に知っておきたいチワワの3つの性格
チワワは賢くてしつけがしやすいことから人気の犬種です。その小さな姿から、か弱いイメージがありますが、実は勇敢な面も持ち合わせています。ここではチワワの持つ性格の、3つの特徴をまとめました。
チワワの性格は3つに分類される?
チワワは体が小さいので、つい弱いイメージを持ってしまいがち。しかし、とても丈夫な犬種です。学習能力に優れ、しつけがしやすく訓練にも向いているので、忠実なパートナーになってくれることでしょう。そんなチワワの性格は、3つのタイプに分類されるといわれています。ここではチワワの性格をタイプ別にまとめました。
勇敢で独立心が強く番犬向き
チワワはとても活発で勇敢な性格です。ドッグランなどでは、大型犬にも怯えることなく近寄っていくことも。しつけができていないとこの性格が災いして、他の犬とコミュニケーションがとれずトラブルになることがあるので、注意しましょう。独立心が強い面もあるので、留守番は苦手ではありません。縄張り意識が強く用心深いので、チワワは小さくても番犬としての役割は十分に果たせるでしょう。
活発で好奇心旺盛なことからいたずらもしますが、飼い主に素直に愛情を表現してくれます。
甘えん坊で臆病な内弁慶
チワワは勇敢である一方、非常に臆病な性格でもあります。内弁慶で、知らない人には警戒するので、すぐに懐くことはあまりありません。犬によっては、臆病すぎて唸ったり咬みついたりして飼い主を困らせることもあります。子犬のときの社会学習が不十分だと、極端に臆病なチワワになることがあります。生後4~13週の警戒心より好奇心が勝る時期には、ワクチン前でも抱っこして外に連れ出すなどして十分に社会学習させ、穏やかなチワワに育てましょう。
また、物音にも神経質に反応してパニックを起こすことがあります。不安な様子のときには、チワワを抱っこしたりなでたりして落ち着かせてあげましょう。
怯えから吠え癖がつくチワワもいるので、その点にも注意が必要です。
飼い主だけに愛情を注ぎ忠誠心を持つ
チワワは、飼い主ひとりに愛情を集中させる傾向にあります。誰にでも愛情を振りまくことなく、飼い主と他の人に格差をつけるのはそれだけリーダーに対する信頼が強く忠誠心が強い性格だということです。そのため、しつけに失敗すると自我が強いため、わがままで手に負えなくなることもあるので、注意してください。
しつけは、厳しくするよりも遊びやふれあいの中で行なうことが望ましく、チワワにとっても飼い主と過ごす時間を持つことが癒しになります。時間が許す限り、たくさんコミュニケーションを取ってあげましょう。
チワワはもともと適応力と柔軟性があるのでしつけしやすい犬種ですが、個体それぞれの性格を見極めたうえで子犬のころからしつけすることが大切です。
オスとメスで性格は違うの?
チワワのオスとメスとで性格にもそれぞれ特色があるのをご存知ですか? 犬を飼うときにまずはオスにするかメスにするかを考えることと思います。選ぶ基準は他にもいろいろとありますが、性格の違いも参考にしてみてはいかがでしょう。・オス 比較的攻撃性が強く、活発、甘えん坊、素直、忠誠心が強い
・メス 比較的おっとりしている、賢い、穏やか、比較的吠えにくい
チワワにはロングコートチワワとスムースコートチワワがいて、飼うときはどちらにするか迷うかもしれませんが、この2つには特に性格の違いはないといわれています。
性別による性格の違いも、はあくまでも「傾向がある」といわれている性格です。しつけや個体によって全く違う性格になる場合もあるので、参考程度にしてくださいね。
まとめ
チワワは、飼い主への愛情が非常に強く、忠実です。その性格を生かすためには、甘やかし過ぎないことが大切。甘やかしはわがままを助長するだけです。愛犬にとって飼い主はリーダーでいなければなりません。かわいがり過ぎることなく、毅然とした態度でしつけをしてくださいね。