
世界中で大人気! 賢いって評判のラブラドールレトリバーは実際どんな犬?

垂れた小さな耳に大きな体、人の役に立つのが大好きなラブラドールレトリバーは、大型犬のなかでトップクラスの人気を誇ります。今回は、賢い猟犬でありながら無邪気で優しいラブラドールレトリバーの特徴についてご紹介します。
ラブラドールレトリバーの起源と特徴

セントジョーンズレトリバーは水中作業が得意だったために猟師に重宝されていて、それに目を付けたイギリス人が輸入を始めたことがラブラドールレトリバー誕生のきっかけ。カーリーコーテッドレトリバーやフラットコーテッドレトリバーなどと交配し、現在の姿が出来上がりました。
その当時はカナダのニューファンドランド島一帯を「ラブラドール」と呼んでいて、そこにいた犬を「ラブラドールドッグ」と呼んでいたことが犬種名の由来です。現在のラブラドールレトリバーの毛色はイエローを見かけることが多いですが、そのころのラブラドールレトリバーはブラックのみでした。
ラブラドールレトリバーの特徴と性格

密生して生えた毛は水中での浮力を保ち、適度な油分があって優れた防水性や保温性を発揮。手足には水かきがあり、さらにしっぽはオッターテイルといって、水中の舵取りに役立つ形をしています。
被毛のカラーはブラック、チョコレート、イエロー、レバーの4色があり、滑らかな短毛。毛が絡まることはありませんが、撥水性があるのでシャンプーは地肌を濡らすまでに苦労するかもしれません。
温和で従順なラブラドールレトリバーは、人の役に立つことを好む愛情深い犬種。状況判断で行動できるほどの知性がありますが、どんな相手にもフレンドリーなので番犬には不向きです。盲導犬や災害救助犬、警察犬などさまざまな場面で活躍するほど賢く、しつけやトレーニングには素直に応じます。子犬のころは好奇心が強く出てかなりやんちゃですが、できるだけ褒めて教えるようにしましょう。
ラブラドールレトリバーのしつけと運動

ラブラドールレトリーバーは肥満になりやすく関節が弱い犬種なので、飼い主はしっかり体調を管理しなければなりません。散歩は1日2回、1回30分~1時間が理想です。散歩だけでなく、ドッグランで走らせたり、ボールやフリスビーなどで遊んだりする運動も取り入れてください。水遊びが好きなので、夏場は海や川に連れて行ってあげるのもいいですね。
作業することと人の役に立つのが好きな犬なので、たくさんトレーニングに挑戦させましょう。
ラブラドールレトリバーが注意したい病気

関節は比較的弱めなので、1歳くらいまでの成長期に過度に運動させないようにしてください。フローリングなどで滑ると関節に負担がかかるため、床が滑りにくいようにワックスを塗ったりカーペットを敷いたり、ラブラドールレトリバーの足の裏の毛を短く整えておくなどの工夫が必要です。
また、ラブラドールレトリバーは垂れ耳なので、蒸れやすく汚れがち。汚れたまま放置すると、外耳炎になる恐れがあるので週に1回程度は掃除してください。
まとめ

ラブラドールレトリバーは、犬と一緒にアクティブに楽しみたい人にぴったりです。