チワワに散歩は必要? チワワを一人暮らしで飼うポイントと注意点
超小型犬のチワワは運動量の多い犬種ではありませんが、散歩は必要です。食事量も少なく、いろいろな住環境になじみやすくて一人暮らしでも飼いやすいと言われます。確かにチワワは飼いやすい犬ですが、注意したいこともあります。一人暮らしでチワワを飼うポイントと注意点を紹介します。
チワワの特徴
チワワは体重2kg前後と小さく、アップルドームとよばれる丸みを帯びた大きな頭がポイント。被毛のタイプはロングコートとスムースコートの2種類です。大型犬にも立ち向かう勇猛果敢な性格ですが、警戒心が強く気が強い面があります。また、群のリーダーになりたがるところがあり、飼い主を自分に従わせようとすることがあります。
飼い主のほうが優位だと、チワワにしっかり教えることが重要です。
運動量は少なめで、動く距離は1日約2km分と言われています。家の中を動き回るだけでもクリアできる距離ですが、外に出ないと世界の狭いチワワになって、問題行動を起こしてしまうかもしれません。散歩は運動量の確保だけでなく、チワワの社会化という面で必要です。
チワワは小さくて身軽なので軽快に動きますが、段差・滑る床などが原因で骨折や脱臼をすることがよくあります。誤飲や目のトラブルも多いので注意してあげてください。
一緒にいるときの過ごし方
チワワは警戒心が強めで、見ず知らずの人や聞き慣れない音に対して敏感に反応します。一人暮らしの場合、一緒にいる時はできる限りスキンシップをはかってあげてください。散歩が不要と思われがちですが、人の社会に慣れさせるために、積極的に外へ出るようにしてください。チワワは利口で記憶力がいいので、経験・体験したことはよく覚えてくれます。いろいろ体験させると、チワワにとって「未知のもの」「怖いもの」が減ります。
警戒して吠える、威嚇するようなことがなくなり、犬が感じるストレスも少なくなります。
ストレス発散のため・社会化訓練のために外へ連れ出したり、遊ぶ時間を作るようにしてくださいね。
留守中の過ごさせ方
チワワに留守番させるときは「安全確保」「室温調節」「飲食」の3つに注意してください。安全確保
留守中に誤飲や転倒などのトラブルがあった場合、チワワの命に関わることがあります。チワワを留守番させるときは、広めのケージに入れる、サークルで囲うなどして、移動範囲を決めておくと安全を確保しやすいですよ。できるだけ床の上にものを置かないようにする、段差をなくす、観葉植物を置かないなど、室内の整理にも気を配ってください。
室温調節
メキシコ原産のチワワは、湿度の高い日本の夏や北国の冬の寒さ、そして寒暖差が激しい環境が苦手です。室温25℃前後、湿度50%前後にが犬にとっての理想と言われていますが、長毛種・短毛種でも感じ方が異なります。エアコンをつけたままにしたり湯たんぽを用意するなどで調整しますが、陽が当たる場所、床が冷たい場所、毛布など、犬自身が自分で体感温度を調節できるようにエリアに余裕があるといいですね。
飲食
体重管理のために食べ物を飼い主がコントロールする必要がありますから、イタズラで棚などを漁ったりできないようにしてください。水は複数用意して、新鮮なものをいつでも好きなだけ飲めるようにしてあげましょう。
ペットボトルなどを逆さにして設置できる給水器などがおすすめです。何かの拍子にひっくり返して水がなくなってしまうような皿は留守中は不向きです。自動給水装置なども便利ですよ。
注意したいポイント
一人暮らしでチワワを飼うときは、「飼い主になにかあった場合」の対策を忘れないでください。急な出張で数日間家を空ける、飼い主の入院や通院、仕事が忙しくてほとんど家にいない(犬の世話ができない)といったときに、犬のケアを依頼できる人がいると安心です。
チワワは初めての人に警戒心を抱きやすいので、普段から付き合いがある人にケアをお願いできるといいですね。ドッグシッターやペットホテルを調べておいて、いつでも利用できるようにしておくと安心です。