
毛質によって微妙に違うミニチュアダックスの性格まとめ

小型犬の中でも人気犬種のミニチュアダックス。活発なイメージがありますが、実は毛質によって微妙に性格が違います。愛くるしいミニチュアダックスの性格についてまとめました。
目次
胴長短足がかわいいミニチュアダックスの性格について

ミニチュアダックスは中世のころから存在していたと言われており、狩猟犬として長きに渡り活躍していました。現在では愛玩犬として世界中から愛されて、JKC(ジャパンケケネルクラブ)の登録犬種ランキングでも、長年上位に輝いています。
もともと狩猟犬だった犬だけあって、活発で好奇心旺盛です。飼い主のことが大好きで、一緒にいることを好みます。
根がフレンドリーなので飼い主の家族にも心を許してくれるでしょう。
あくまでも基本的な性格なので、すべてのミニチュアダックスに当てはまるわけではありません。
人間の性格が一人ひとり違うように、ミニチュアダックスにも個体差があります。
ミニチュアダックスには毛の性質によって3種類に分類されますが、それによっても性格は微妙に異なります。
艶ややかな毛質のスムースヘアは元気で感情表現豊かな子が多い

そんなスムースヘアのミニチュアダックスは、元気で表情が豊かな性格をしている子が多いようです。飼い主が帰宅した気配を感じると、すぐに反応し、ドアが開くのが待てないほどの反応を見せてくれます。
反面、心を許している飼い主やその家族以外には臆病な犬が多いようです。警戒心や怯えから噛み付いたり大きな声で吠えることも。
優しいトーンで声をかけて、スムースヘアのミニチュアダックスを安心させてください。
スムースヘアのミニチュアダックスを飼う場合は初めに信頼関係を構築することが大事です。
子犬を選ぶとき、初対面からしっぽを振って近づくようなら、人懐こい性格の証拠。逆に、あまり近寄ってこない場合は臆病な性格の可能性があるので、遊びを通じて時間をかけ、愛情を注いでください。
優雅で気品あふれるロングヘアは温厚で大人しい性格

感性豊かで、飼い主の気持ちを敏感に察知して寄り添ってくれる優しさがあります。常にくっついていたいくらい飼い主のことが大好きなため、つい甘やかしてしまう飼い主が多いようです。
ただし、ロングヘアのミニチュアダックスをかわいさのあまり甘やかしていると、ワガママに育ってしまうことがあります。家の中ではいい子なのに、外に散歩へ出かけると敵意むき出しで吠えることもあります。
そのギャップに驚く飼い主も多いですが、これは不安な気持ちから逃れるため。自己防衛のために吠えることで自分を大きく見せています。
外出時にまわりに迷惑をかけないためにも、トレーニングCDなどを用いて生活音や大きな音に慣れさせましょう。繰り返しトレーニングをすることでだんだんと改善するようになります。
子犬のころからなるべくたくさんの人や犬と触れ合わせる、社会化トレーニングを欠かさないようにしましょう。
独特の毛質のワイヤーは天真爛漫で活発な性格

独特の剛毛は藪や小動物の巣穴などに入っても傷つかないように発達したもので、猟犬としての気質が一番表れているのがワイヤーヘアードのミニチュアダックスです。
遊ぶときは常に全力。室内遊びがヒートアップすると障子や網戸を突き破ることもしばしば。興奮状態のときには攻撃的な一面を見せ、迂闊に手を出すと噛みつかれることもあるので注意が必要です。
ドッグランなどでは他の犬とケンカになってしまうことがあるので、目を離さないようにしましょう。
基本的に飼い主には愛情深く接しますが、警戒心が強く頑固な面があり、しつけには根気よく行ってください。
ワイヤーヘアードのミニチュアダックスを温厚な性格に育てるには、社会化訓練で子犬のころからいろいろな経験を積ませるのがいいでしょう。
毛質によって違いはあれど、飼いやすいのがミニチュアダックス
毛質によって多少性格に違いはありますが、ミニチュアダックスは利口な犬種です。回紹介した性格が必ずしも当てはまるわけではありませんが、ミニチュアダックスの子犬を選ぶときやしつけするときに参考にできるのではないでしょうか。それぞれの性格の違いを踏まえ、たっぷりの愛情を注いで育ててあげてくださいね。