マルチーズの毛色
![フセをしている白いマルチーズ](/images/dummy.gif)
マルチーズは、この犬種が生まれたとされる紀元前1500年ころから、真っ白な毛色であったと推察されています。中世の絵画などにも、貴婦人の愛玩犬としてマルチーズと思われる真っ白な小型犬が描かれてきました。
こうした歴史的背景からも、犬種標準(ブリード・スタンダード)では、全身がホワイト1色であることが基本です。
白以外の毛色については各国の畜犬団体によって標準が異なり、日本ではJKC(血統書発行団体)が淡いアイボリーも公認しています。
また、毛色の一部にタン(淡いベージュ)やレモン(黄みがかった淡いベージュ)の斑がある子もいます。
もともとピュアホワイトだったマルチーズに薄茶色が加わったのは、後にアジアでシーズーなどと交配された影響ともいわれますが、はっきりしていません。
こうした歴史的背景からも、犬種標準(ブリード・スタンダード)では、全身がホワイト1色であることが基本です。
白以外の毛色については各国の畜犬団体によって標準が異なり、日本ではJKC(血統書発行団体)が淡いアイボリーも公認しています。
また、毛色の一部にタン(淡いベージュ)やレモン(黄みがかった淡いベージュ)の斑がある子もいます。
もともとピュアホワイトだったマルチーズに薄茶色が加わったのは、後にアジアでシーズーなどと交配された影響ともいわれますが、はっきりしていません。
茶色のマルチーズはいる?
![立っている2頭のマルチーズ](/images/dummy.gif)
子犬期は、「パピーコート」と呼ばれる子犬特有の柔らかい被毛に覆われており、その時期は全身が薄茶色になる場合もあります。「うちの子、本当にマルチーズ?」と思われてしまうかもしれませんが、成長するにつれて退色し、ホワイトか淡いベージュやアイボリーに変わっていくことも多いです。
また、退色していく過程で、耳や手足、しっぽの内側など部分的に、レモンやタンの斑(スポット)が残ることもあります。
成犬になって全身ホワイトに見える子でも、よく確認すると淡く小さなスポットがある場合も。スポットは一生変わらないその子だけの特徴であり、チャームポイントともいえるでしょう。
また、退色していく過程で、耳や手足、しっぽの内側など部分的に、レモンやタンの斑(スポット)が残ることもあります。
成犬になって全身ホワイトに見える子でも、よく確認すると淡く小さなスポットがある場合も。スポットは一生変わらないその子だけの特徴であり、チャームポイントともいえるでしょう。
マルチーズの飼い方
![毛を結んで微笑んでいるマルチーズ](/images/dummy.gif)
しつけ
マルチーズは明るく活発、遊び好きな性格でありながら、知的でしつけやすい犬種です。
社交的で人やほかの犬、動物にもフレンドリーにふるまうことができます。
甘えん坊で人懐こい一方で、やや依存心が強い面もあるマルチーズ。
子犬のころからの社会化を怠ると、不安や嫉妬心から攻撃的になってしまう場合もあります。
子犬期にワクチン接種が終わったら、積極的に散歩などに連れて行き、ほかの犬や人とも触れ合えるようにしましょう。
社交的で人やほかの犬、動物にもフレンドリーにふるまうことができます。
甘えん坊で人懐こい一方で、やや依存心が強い面もあるマルチーズ。
子犬のころからの社会化を怠ると、不安や嫉妬心から攻撃的になってしまう場合もあります。
子犬期にワクチン接種が終わったら、積極的に散歩などに連れて行き、ほかの犬や人とも触れ合えるようにしましょう。
抜け毛対策
マルチーズの被毛はシングルコートで、抜け毛が少ない犬種でもあります。
ただし、絹糸のように細い毛は絡まりやすいため、ブラッシングはできるだけ毎日おこないましょう。
また、被毛の生え変わりが少なく、カットをしないとどんどん伸びてしまうので、定期的なトリミングが必要です。
ただし、絹糸のように細い毛は絡まりやすいため、ブラッシングはできるだけ毎日おこないましょう。
また、被毛の生え変わりが少なく、カットをしないとどんどん伸びてしまうので、定期的なトリミングが必要です。
涙やけ対策
目の周囲から下に向かって、毛色が赤茶色になってしまうのが涙やけ。
マルチーズは毛が白く、涙やけが目立ちやすいうえ、マズルが短くて涙があふれやすい犬種です。
美しい被毛を保つためにも、定期的に清潔なコットンやガーゼ、専用のウェットシートで丁寧に拭き取ります。
お手入れをしてもなかなか改善しない場合は、鼻涙管や目の中に問題が起きている可能性があるので、動物病院で診てもらいましょう。
また、食事を変えることによって改善することもあるので、涙やけ対策がされているフードを選ぶのもおすすめです。
マルチーズは毛が白く、涙やけが目立ちやすいうえ、マズルが短くて涙があふれやすい犬種です。
美しい被毛を保つためにも、定期的に清潔なコットンやガーゼ、専用のウェットシートで丁寧に拭き取ります。
お手入れをしてもなかなか改善しない場合は、鼻涙管や目の中に問題が起きている可能性があるので、動物病院で診てもらいましょう。
また、食事を変えることによって改善することもあるので、涙やけ対策がされているフードを選ぶのもおすすめです。
まとめ
![全力疾走するマルチーズ](/images/dummy.gif)
明るく優しい性格や社交的な気質から、子犬のようなピュアさを感じさせるマルチーズ。純白でふんわりとした印象をもたれがちですが、実は真っ白だけではないことをご紹介してきました。
シルクのように輝く美しい被毛も、ブラッシングやトリミング、涙焼け対策などこまめなお手入れがあってこそ。大切にお世話をしてかわいがってあげてくださいね。
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