柴犬の毛の色は全部で4色!

天然記念物に指定されている日本特有の犬種である柴犬。日本人にとっては古くから身近な存在です。最近では海外でも、柴犬専門のブリーダーがいるほどの人気ぶりです。
犬種登録団体JKC(ジャパンケネルクラブ)の『犬種別犬籍登録頭数』でも常にトップ10にランクインする柴犬ですが、よく見かけることが多いのは、茶色い被毛の「赤柴」です。
しかし、柴犬の毛色は1色ではありません。
JKC/2019年犬種別犬籍登録頭数
犬種登録団体JKC(ジャパンケネルクラブ)の『犬種別犬籍登録頭数』でも常にトップ10にランクインする柴犬ですが、よく見かけることが多いのは、茶色い被毛の「赤柴」です。
しかし、柴犬の毛色は1色ではありません。
JKCが認めている柴犬の毛色には「赤」「黒褐色」「胡麻」「赤胡麻」「黒胡麻」の5色。この5色についてはいずれも「裏白」といって、背中を表としたとき裏となるあごから胸、おなか、足の内側が白いのが特徴です。
さらに非公認ながら「白」も存在します。
なるべく原種そのままの姿を残すため、ほかの犬種と交配しないようにされてきた結果、毛色の種類は少ないほうなのですが、それでもこれだけのバリエーションがあるのは驚きですよね。
ここからは被毛の各色ごとの特徴と価格相場をお伝えします。
尚、価格相場は親犬や購入時期によって開きがでますので、詳しくはそれぞれの毛色の子犬の販売ページで検索してみることをおすすめします。
さらに非公認ながら「白」も存在します。
なるべく原種そのままの姿を残すため、ほかの犬種と交配しないようにされてきた結果、毛色の種類は少ないほうなのですが、それでもこれだけのバリエーションがあるのは驚きですよね。
ここからは被毛の各色ごとの特徴と価格相場をお伝えします。
尚、価格相場は親犬や購入時期によって開きがでますので、詳しくはそれぞれの毛色の子犬の販売ページで検索してみることをおすすめします。
柴犬の人気毛色No.1 赤色(赤柴)

赤柴の特徴
柴犬といえば、毛色の赤いタイプが頭に浮かんでくる方も多いのではないでしょうか? 柴犬の約80%以上が赤色の毛並みを持つといわれています。
赤色の柴犬は、体の全体がキツネのような明るい茶色で、顔の頬の部分や目の周り、胸、耳やお腹など体の内側が白い個体が多いです。
この白い差し色は「裏白」と呼ばれますが、個体によって白い部分はさまざまです。
赤柴同士を交配させているとだんだんと色が薄くなってくるので、何世代かに一度は「黒柴」をかけ合わせるそうです。
赤毛は生まれたときは濃い色をしていますが、成長とともに色素が薄くなります。子犬のころは口のまわりが黒い犬が多いですが、生後2~3カ月くらいには薄くなり、成犬になると全体的に色が薄くなっています。
赤色の柴犬は、体の全体がキツネのような明るい茶色で、顔の頬の部分や目の周り、胸、耳やお腹など体の内側が白い個体が多いです。
この白い差し色は「裏白」と呼ばれますが、個体によって白い部分はさまざまです。
赤柴同士を交配させているとだんだんと色が薄くなってくるので、何世代かに一度は「黒柴」をかけ合わせるそうです。
赤毛は生まれたときは濃い色をしていますが、成長とともに色素が薄くなります。子犬のころは口のまわりが黒い犬が多いですが、生後2~3カ月くらいには薄くなり、成犬になると全体的に色が薄くなっています。
赤色(赤柴)の平均価格
当サイトでの柴犬の赤色(赤柴)の平均価格は、オスが約19万円、メスが約20万円、全体では約19万円です。
販売中の赤色(赤柴)の柴犬の子犬を見る
柴犬の人気毛色No.2 黒色(黒柴)

黒柴の特徴
「黒褐色」の黒柴は、柴犬全体の約1割程度しかいません。
体の全体は黒い被毛で覆われていて、赤色の柴犬と同様に、顔の頬、目の周辺、胸、耳、お腹など体の内側が白または薄茶色の個体が多いです
目の上に眉毛のような斑点があるのが、黒柴のチャームポイントです。「四つ目」「まろ」などとも呼ばれています。
子犬のときは全体的に色が濃いので模様が目立たないこともありますが、成犬になるころにははっきりとしてきます。
体の全体は黒い被毛で覆われていて、赤色の柴犬と同様に、顔の頬、目の周辺、胸、耳、お腹など体の内側が白または薄茶色の個体が多いです
目の上に眉毛のような斑点があるのが、黒柴のチャームポイントです。「四つ目」「まろ」などとも呼ばれています。
子犬のときは全体的に色が濃いので模様が目立たないこともありますが、成犬になるころにははっきりとしてきます。
黒色(黒柴)の平均価格
当サイトでの柴犬の黒色(黒柴)の平均価格は、オスが約23万円、メスが約25万円、全体では約24万円です。
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柴犬の人気毛色No.3 白色(白柴)

白柴の特徴
白い柴犬は、黒色よりもさらに希少な毛色です。
子犬のときは若干赤毛が混ざっていることもありますが、徐々に白くなっていきます。成長すると薄茶になる子もいます。白い毛並みに包まれた顔は優しい印象を与え、その珍しさと相まってとても人気があります。
白い柴犬が生まれる要因は、遺伝子の関係によるもの。赤柴と赤柴、黒柴と黒柴という組み合わせで交配しているとだんだんと色が薄くなるので、白柴は一定の割合で生まれてきます。しかし、その確率は約5~10%程度と非常に低いものです。
毛色が遺伝的に白くなると聞くと、アルビノ種(先天的にメラニンが欠乏している遺伝子疾患を持った個体)だと思われがちですが、白柴はアルビノ種ではありません。
しかし、JKCでは白柴を公認していないのでブリーダーが少なく、数が少ないというのが現状のようです。
血統書すら発行されないという不遇の時代もありましたが、最近では展覧会で白柴が認められた例も報告されました。「無理な交配の結果生まれた」「白柴は劣性遺伝」などの誤解もあるようですが、ほかの柴犬同様に丈夫です。
子犬のときは若干赤毛が混ざっていることもありますが、徐々に白くなっていきます。成長すると薄茶になる子もいます。白い毛並みに包まれた顔は優しい印象を与え、その珍しさと相まってとても人気があります。
白い柴犬が生まれる要因は、遺伝子の関係によるもの。赤柴と赤柴、黒柴と黒柴という組み合わせで交配しているとだんだんと色が薄くなるので、白柴は一定の割合で生まれてきます。しかし、その確率は約5~10%程度と非常に低いものです。
毛色が遺伝的に白くなると聞くと、アルビノ種(先天的にメラニンが欠乏している遺伝子疾患を持った個体)だと思われがちですが、白柴はアルビノ種ではありません。
しかし、JKCでは白柴を公認していないのでブリーダーが少なく、数が少ないというのが現状のようです。
血統書すら発行されないという不遇の時代もありましたが、最近では展覧会で白柴が認められた例も報告されました。「無理な交配の結果生まれた」「白柴は劣性遺伝」などの誤解もあるようですが、ほかの柴犬同様に丈夫です。
白色(白柴)の平均価格
当サイトでの柴犬の白色(白柴)の平均価格は、オスが約23万円、メスが約26万円、全体では約25万円です。
販売中の白色(白柴)の柴犬の子犬を見る
めったに出会えない「胡麻色(胡麻柴)」

赤、白、黒が混ざった毛色を、胡麻色と呼び、柴犬の中で最も珍しい種類になります。
色(茶色、赤茶色)が多く混ざると「赤胡麻」、黒色が多く混ざると「黒胡麻」と呼ばれます。胡麻色の柴犬が生まれる確率は極めて低く、滅多にお目にかかることはありません。
成長によって毛色も変化するので、子犬時代に胡麻色の毛色をしていても、成犬時には別の毛色になることもあります。
柴犬は成長とともに退色することが多いので、成犬にならないと毛色の判断が難しいです。子犬の時期は胡麻柴に見えても、赤、黒、白の胡麻のバランスが整ったまま成犬になる確率は1%以下ともいわれ、とても貴重な毛色です。色のバランスによっては虎毛と表現される場合もあります。
色(茶色、赤茶色)が多く混ざると「赤胡麻」、黒色が多く混ざると「黒胡麻」と呼ばれます。胡麻色の柴犬が生まれる確率は極めて低く、滅多にお目にかかることはありません。
成長によって毛色も変化するので、子犬時代に胡麻色の毛色をしていても、成犬時には別の毛色になることもあります。
柴犬は成長とともに退色することが多いので、成犬にならないと毛色の判断が難しいです。子犬の時期は胡麻柴に見えても、赤、黒、白の胡麻のバランスが整ったまま成犬になる確率は1%以下ともいわれ、とても貴重な毛色です。色のバランスによっては虎毛と表現される場合もあります。
胡麻色(胡麻柴)の平均価格
当サイトでの柴犬の胡麻色(胡麻柴)の平均価格は、オスが約20万円、メスが約20万円、全体では約20万円です。
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柴犬の特徴について

ここまで柴犬の毛の色の種類についてお伝えしましたが、被毛の色に関わらず柴犬共通の特徴についてもご紹介します。
柴犬のルーツ
古来より日本に定着している土着の犬です。秋田犬や北海道犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬とともに、天然記念物に指定されている日本犬6種のうちの1つです。
日本の山岳地帯で生まれ育ち、小動物や鳥を追う狩猟犬として活躍していました。
そのため、日本の気候によく順応し、獣や草木から身を守る被毛と強靭な体が特徴です。
日本の山岳地帯で生まれ育ち、小動物や鳥を追う狩猟犬として活躍していました。
そのため、日本の気候によく順応し、獣や草木から身を守る被毛と強靭な体が特徴です。
身体的特徴
日本犬の中では唯一の小型犬で、体重は約9〜14kg、体高は約37〜40cmほどです。骨格のしっかりした均整の取れた体型をしています。
※豆柴犬は小型な個体同士を掛け合わせ、小柄な柴犬を作出したものですが、成犬時のサイズを保証するものではなく、購入時にはあらかじめそのことを知っておく必要があります。
固く直毛の上毛と柔らかく密生した下毛のダブルコートを持つため、年に2回の換毛期には多くの毛が抜けます。短毛、立ち耳、巻き尾が特徴的で、原種の犬らしい素朴な魅力があります。
※豆柴犬は小型な個体同士を掛け合わせ、小柄な柴犬を作出したものですが、成犬時のサイズを保証するものではなく、購入時にはあらかじめそのことを知っておく必要があります。
固く直毛の上毛と柔らかく密生した下毛のダブルコートを持つため、年に2回の換毛期には多くの毛が抜けます。短毛、立ち耳、巻き尾が特徴的で、原種の犬らしい素朴な魅力があります。
柴犬の性格
毛色による違いはないと言われる柴犬の性格ですが、勇敢で義理堅く、飼い主に非常に忠実です。
用心深さがあり、警戒心から知らない人や犬に吠えてしまうこともあります。番犬として活躍していたころは有意義な能力でしたが、現在は吠えられるのは困るという状況がほとんど。子犬期の社会化トレーニングで、警戒心をほぐしてあげる必要があるでしょう。
また賢く活発な犬種です。体を動かす遊びを通して、トレーニングを積むとよいでしょう。
用心深さがあり、警戒心から知らない人や犬に吠えてしまうこともあります。番犬として活躍していたころは有意義な能力でしたが、現在は吠えられるのは困るという状況がほとんど。子犬期の社会化トレーニングで、警戒心をほぐしてあげる必要があるでしょう。
また賢く活発な犬種です。体を動かす遊びを通して、トレーニングを積むとよいでしょう。
柴犬の平均寿命
柴犬の平均寿命は14.7歳です。
これは柴犬が古くから日本の風土のなかで生活してきたため、高温多湿で四季のある日本の気候に強いからだとされています。
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まとめ

いかがでしたか。柴犬というと、最もメジャーな赤のイメージが強いかもしれませんが、黒、白、胡麻と、全部で4種類の毛色があり、それぞれが異なる魅力をもちます。
どの毛色も子犬から成犬へと成長するにつれ少し変化しますが、そこも柴犬の魅力のひとつですね。
忠実で賢く、丈夫な体をもっていることはどの毛色の柴犬にも共通していますので、あとは好みの色で探してみるのもいいのではないでしょうか。
どの毛色も子犬から成犬へと成長するにつれ少し変化しますが、そこも柴犬の魅力のひとつですね。
忠実で賢く、丈夫な体をもっていることはどの毛色の柴犬にも共通していますので、あとは好みの色で探してみるのもいいのではないでしょうか。