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特集一覧
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マルチーズってどんな犬?
マルチーズは世界最古の愛玩犬といわれている犬種です。思わず触りたくなってしまうような柔らかく真っ白な毛並みと小さな体、明るく素直な性格など、「かわいい」がたくさん詰まった犬です。
マルチーズの子犬を飼う前に知っておきたい4つのこと
マルチーズの特徴
シルク状の長い被毛、やわらかな表情、親しみやすい愛情深い性格のマルチーズ。愛玩犬らしい特徴をすべて兼ね備えた人気の小型犬です。
マルチーズの平均的な体高は、オスが21~25cm、メスが20~23cm、体重は3~4kgです。
マルチーズの原産地とされているのは、イタリアの南方にある島国・マルタ。紀元前1500年頃、マルタ島に移住したフェニキア人(現在のレバノン共和国付近にあった都市国家)が持ち込んだといわれています。
海洋貿易を得意としているフェニキア人にとって、長い航海に出る船員の愛玩犬としてマルチーズは愛されていました。
その後、イタリア・シチリア島を経由し、マルチーズの存在はヨーロッパ各国に広まっていきます。15~16世紀には貴婦人の愛玩犬として人気を集め、19世紀末にはイギリスのビクトリア女王がマルチーズを飼育したことがきっかけとなり大流行。
日本でも人気は高く、1968~1984年には登録犬数のトップ犬種となるなど、広く愛されています。
マルチーズの平均的な体高は、オスが21~25cm、メスが20~23cm、体重は3~4kgです。
マルチーズの原産地とされているのは、イタリアの南方にある島国・マルタ。紀元前1500年頃、マルタ島に移住したフェニキア人(現在のレバノン共和国付近にあった都市国家)が持ち込んだといわれています。
海洋貿易を得意としているフェニキア人にとって、長い航海に出る船員の愛玩犬としてマルチーズは愛されていました。
その後、イタリア・シチリア島を経由し、マルチーズの存在はヨーロッパ各国に広まっていきます。15~16世紀には貴婦人の愛玩犬として人気を集め、19世紀末にはイギリスのビクトリア女王がマルチーズを飼育したことがきっかけとなり大流行。
日本でも人気は高く、1968~1984年には登録犬数のトップ犬種となるなど、広く愛されています。
マルチーズの性格
マルチーズの性格は素直で穏やか。飼い主とともに行動することを好む愛情深い性格が、長年人気となっている理由の一つです。
また、地中海に浮かぶマルタ島をルーツとするマルチーズは、ラテン系の人々の多くがそうであるように、陽気ではつらつとした性格でもあります。
一方で、飼い主への愛情の裏返しか、ほかの人や犬に吠え続けるなど神経質な一面を時にのぞかせることも。自らの安定や幸せが脅かされるかもしれないと認識した相手には、どんな相手だろうと立ち向かっていくような大胆な一面があります。
また、地中海に浮かぶマルタ島をルーツとするマルチーズは、ラテン系の人々の多くがそうであるように、陽気ではつらつとした性格でもあります。
一方で、飼い主への愛情の裏返しか、ほかの人や犬に吠え続けるなど神経質な一面を時にのぞかせることも。自らの安定や幸せが脅かされるかもしれないと認識した相手には、どんな相手だろうと立ち向かっていくような大胆な一面があります。
マルチーズの飼い方・しつけ
被毛のケア純白の被毛が美しいマルチーズ。シングルコートで下毛(アンダーコート)がない分、被毛のボリュームは厚くなりません。ただし、マルチーズの被毛は細く長いため、絡まりやすいです。なるべく毎日ブラッシングをおこないましょう。
マルチーズの被毛は、伸ばしたままにしておくと床を引きずるほど長くなるので、定期的にカットやトリミングをします。毛を伸ばしたい場合は、毛先が汚れないようにする毛の処理(ラッピングと呼ばれています)が必要です。
顔周りに毛がかかると、汚れたり目に入ったりするので、リボンなどでまとめるとよいでしょう。
長い被毛に隠れてあまり目立ちませんが、マルチーズの耳は垂れ耳です。垂れ耳は通気性が悪く、耳の中が汚れがち。放っておくと外耳炎を引き起こしてしまう可能性があるので、定期的な耳掃除が必要です。子犬のころから耳を触るようにして、耳掃除を嫌がらないように慣れさせましょう。
運動は短時間でOK明るく活発な性格のマルチーズは、遊び好きの一面があります。しかし、狩猟犬などのワーキングドッグとは異なり、純粋な愛玩犬として育ってきたため、運動量はそれほど必要としていません。散歩は20分ほどの短い時間で済ませて、普段は室内で遊ぶことをメインとしましょう。
室内環境に気をつけようマルチーズは、膝蓋骨脱臼(靭帯がうまく機能しなくなり、ひざの「お皿」がずれる病気)を好発しやすい犬種です。室内で遊ばせる際には、階段やソファなどの段差から落下しないように気を付けます。滑りやすく、足に負担がかかりやすいフローリングには緩衝材となるマットを敷くなど、愛犬のケガを防止する対策をおこないましょう。
一貫性を持ったしつけが肝心愛情深い性格の分、マルチーズは飼い主に甘えたい気質でもあります。かわいらしさを感じることと思いますが、甘やかしすぎは禁物。愛情深さも行きすぎると、独占欲のあまり他者に過敏な反応をみせるようになってしまいます。来客のたびに吠え続けてしまう、思い通りになるまで要求し続ける……わがままな子犬に育つのは避けたいところですよね。
しつけのポイントは、一貫性を持った対応です。マルチーズの行動に合わせて対応を変えない、構いすぎないなど日ごろから気を付けて接しましょう。もともとは素直な性格なので、しっかりとメリハリのある関係を築くことができれば、しつけもしやすくなります。
マルチーズの被毛は、伸ばしたままにしておくと床を引きずるほど長くなるので、定期的にカットやトリミングをします。毛を伸ばしたい場合は、毛先が汚れないようにする毛の処理(ラッピングと呼ばれています)が必要です。
顔周りに毛がかかると、汚れたり目に入ったりするので、リボンなどでまとめるとよいでしょう。
長い被毛に隠れてあまり目立ちませんが、マルチーズの耳は垂れ耳です。垂れ耳は通気性が悪く、耳の中が汚れがち。放っておくと外耳炎を引き起こしてしまう可能性があるので、定期的な耳掃除が必要です。子犬のころから耳を触るようにして、耳掃除を嫌がらないように慣れさせましょう。
運動は短時間でOK明るく活発な性格のマルチーズは、遊び好きの一面があります。しかし、狩猟犬などのワーキングドッグとは異なり、純粋な愛玩犬として育ってきたため、運動量はそれほど必要としていません。散歩は20分ほどの短い時間で済ませて、普段は室内で遊ぶことをメインとしましょう。
室内環境に気をつけようマルチーズは、膝蓋骨脱臼(靭帯がうまく機能しなくなり、ひざの「お皿」がずれる病気)を好発しやすい犬種です。室内で遊ばせる際には、階段やソファなどの段差から落下しないように気を付けます。滑りやすく、足に負担がかかりやすいフローリングには緩衝材となるマットを敷くなど、愛犬のケガを防止する対策をおこないましょう。
一貫性を持ったしつけが肝心愛情深い性格の分、マルチーズは飼い主に甘えたい気質でもあります。かわいらしさを感じることと思いますが、甘やかしすぎは禁物。愛情深さも行きすぎると、独占欲のあまり他者に過敏な反応をみせるようになってしまいます。来客のたびに吠え続けてしまう、思い通りになるまで要求し続ける……わがままな子犬に育つのは避けたいところですよね。
しつけのポイントは、一貫性を持った対応です。マルチーズの行動に合わせて対応を変えない、構いすぎないなど日ごろから気を付けて接しましょう。もともとは素直な性格なので、しっかりとメリハリのある関係を築くことができれば、しつけもしやすくなります。
マルチーズがかかりやすい病気
■僧帽弁閉鎖不全症
心臓内にある僧帽弁(左房室弁)が老齢とともに閉じなくなる病気です。発症すると、喉にものがつかえたような咳が出るようになったり、運動時に座り込んだりという症状が出ます。やがて、徐々に左心不全が進み、肺水腫を原因とする呼吸困難を引き起こします。
犬の心疾患のうち、7~8割以上がこの病気にかかるとされています。小型犬が発症しやすく、マルチーズは小型犬のなかでも発症しやすい犬種です。
服薬によって治療をおこないます。完治する病気ではないので、服薬を続けることで病の進行や症状を抑えていくことを目的とします。早期発見、早期投薬が治療のキーポイントです。定期的な検査をおこないましょう。
■流涙症
涙が出る「涙点」から涙が出ず、内眼角からあふれる状態のことです。目の周りの被毛があふれ出た涙で濡れると、反応して赤茶色に変色します(いわゆる「涙やけ」と呼ばれる状態)。マルチーズをはじめ、プードル、ポメラニアン、シーズーなどに好発しやすいです。
原因は、結膜炎や角膜炎、まつ毛の異常などによる涙液分泌の増加、涙点の閉塞や先天的欠損による涙液の排泄障害などが考えられます。原因となる疾患がある場合は治療、排泄障害の場合は涙管洗浄をおこないます。
目の周りは汚れやすいので、定期的にケアをおこないます。目元は涙やけを起こして変色することがあるので、こまめに涙を拭きとってあげましょう。
心臓内にある僧帽弁(左房室弁)が老齢とともに閉じなくなる病気です。発症すると、喉にものがつかえたような咳が出るようになったり、運動時に座り込んだりという症状が出ます。やがて、徐々に左心不全が進み、肺水腫を原因とする呼吸困難を引き起こします。
犬の心疾患のうち、7~8割以上がこの病気にかかるとされています。小型犬が発症しやすく、マルチーズは小型犬のなかでも発症しやすい犬種です。
服薬によって治療をおこないます。完治する病気ではないので、服薬を続けることで病の進行や症状を抑えていくことを目的とします。早期発見、早期投薬が治療のキーポイントです。定期的な検査をおこないましょう。
■流涙症
涙が出る「涙点」から涙が出ず、内眼角からあふれる状態のことです。目の周りの被毛があふれ出た涙で濡れると、反応して赤茶色に変色します(いわゆる「涙やけ」と呼ばれる状態)。マルチーズをはじめ、プードル、ポメラニアン、シーズーなどに好発しやすいです。
原因は、結膜炎や角膜炎、まつ毛の異常などによる涙液分泌の増加、涙点の閉塞や先天的欠損による涙液の排泄障害などが考えられます。原因となる疾患がある場合は治療、排泄障害の場合は涙管洗浄をおこないます。
目の周りは汚れやすいので、定期的にケアをおこないます。目元は涙やけを起こして変色することがあるので、こまめに涙を拭きとってあげましょう。
もっと知りたい・備えたい
マルチーズの病気について、もっと知りたくなったら。
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