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ブリーダーインタビュー 学原里緒ブリーダー

学原里緒ブリーダー
学原里緒ブリーダー
犬舎所在地愛知県春日井市小野町

子育ての合間に手伝っているうちに、本格的なブリーダーに。
見た目の珍しさだけでなく、健全で病気知らずな子犬の作出に尽力

ダックスフンドとチワワのブリーディングを中心おこなっている、学原里緒ブリーダー。こまめな健康チェックや遺伝子検査の実施など、健康面への配慮をしたうえで、見た目のかわいらしい子犬の作出に重点を置いている。また、お迎え後のアフターフォローにも力を入れており、その丁寧で細やかな対応から、多くのお客様からの支持を得ている。

犬舎の特長

  • アワード受賞歴あり
  • 遺伝子検査実施

ブリーダーヒストリー

ブリーダーヒストリー
自慢の子犬たち。ダックスフンドとチワワを中心にブリーディングをおこなっている
幼少期
犬・猫・ハムスターと一緒に育つ。
2017年
ブリーディングの手伝い開始(中尾ブリーダー時代)。
2018年
自身の名義で『みんなのブリーダー』に登録。
2019年
義祖母(中尾)から引き継ぎ、学原名義で本格的にブリーディングを始動。
2019年
他犬舎の吸収合併に伴い、岐阜に第2犬舎を設立。
2019年
以降
「みんなのブリーダーアワード」初受賞。以降数多くの部門で受賞し続ける。

インタビュー

ブリーダーをはじめたきっかけはなんですか

子どもの頃から動物と触れ合うことが好きで、実家では犬や猫、ハムスターを飼っていました。
ブリーディングをはじめたきっかけは、結婚相手の実家がブリーダーをしていたことです。主に義母と義祖母が趣味程度に営む小規模運営でしたが、夫も仕事の傍ら参加するようになると徐々に規模が大きくなっていきました。

規模拡大に伴い、私も子育ての合間を縫って手伝うようになったのが7年前。気付いたら本格的にブリーディングをするようになっていました。

取り扱っている品種の魅力を教えてください

当犬舎ではダックスフンドとチワワのブリーディングをおこなっています。そのなかでも「パイボールド」という珍しい毛色のダックスフンドが中心になっています。
昔はダックスフンドの基本色以外は、体が弱いとされていました。しかし、約25年のうちに100頭以上を飼育した経験からいえることは、ほかの毛色と比べても健康的で、ケガ以外で病院を受診することはまずないということです。
目を引く毛色ですので、散歩の際に声をかけていただくことも多いんですよ。

また、カニヘンダックスはダックスのなかでも体の小さい品種ですが、当犬舎ではとくに小さめの子が生まれます。
カニヘンダックスやチワワは都会のマンションなどでも飼いやすいので、限りある飼育スペースでワンちゃんを迎えたい方におすすめの犬種です。

学原ブリーダーが力を入れる「パイポールド」のダックスフンド。初見ではダックスフンドだと気付かない方がほとんどだそう
犬舎の特長はなんでしょうか(方針・環境・こだわりなど)

ダックスフンドの珍しい毛色「パイボールド」のブリーディングに力を入れるほか、顔のかわいらしさ、血統のよさを意識しつつ、一般家庭で生活しやすい子を作出しています。チャンピオン犬は、累計20頭ほど保有してきました。
スタッフは10名在籍しており、愛知・岐阜の2拠点に犬舎を構えています。敷地面積は500坪程度であまり広くはないものの、犬舎の全域を水洗いできるような規模に留めることで、きれいな状態をキープしています。
犬舎の外観の美しさはイマイチかもしれませんが、DIYで利便性を向上させたり、大型の機材も取り入れたりと、スタッフが管理しやすく、犬たちが過ごしやすい環境を整えられるよう日々改良を重ねています。

お客様対応で気をつけていることはありますか

お問合せや購入後のアフターフォロー等、時間関係なく2名体制で返信のレスポンスを重視しています。
土日等は多いと一日に7.8件見学に来られるので、スムーズな対応を心掛けています。
巣立って行ったら終わりではなく、その後の交流も大事にしています。
おかげさまで2頭目3頭目とお迎えいただくお客様も多くいらっしゃいます。

見学ルームに飾られているのは、歴代の「ブリーダーアワード」の賞状。学原ブリーダーの手厚いサポートが多くのお客様から支持されている
ブリーダーをやっていてよかった!と思うのはどんなときですか

お客様に「迎えてよかった」と言っていただけることです。
また、引き渡ししたあとも定期的にご連絡をくださるお客様も多く、そこから子犬を大切に育てていただいている様子が伝わってきて、とても嬉しくなります。

犬舎を巣立ったダックスフンド・リリーちゃん。お引き渡し後の交流もブリーダー業の楽しみの一つだとか
ブリーダーをやっていて大変なことはありますか

通常の仕事と違い、365日ON/OFFがつけられないことが一番の苦労でしょうか。義母に至っては、約25年間休日がないそうです。
犬たちはいつ体調を崩すかわかりません。場合によっては、夜間でも病院に駆け込むこともあります。
出産もいつ分娩がはじまるのか時間が読めませんし、一歩判断を間違えば子だけでなく母体も助からなくなる可能性があるため、非常に神経を使います。その後無事に生まれたとしても、今度は2時間おきの授乳がはじまります。
また、犬舎にはトイレトレーニングが済んでいない子犬が多くいるため、掃除も終わりが見えません。
すべての子犬によい環境を与えるためは莫大な費用がかかりますし、あげだしたらきりがない程の苦労があります。

これから犬を飼う人へ、なにかアドバイスをお願いします!

子犬を迎え入れたばかりのころは大変なこともありますが、それ以上にたくさんの幸せや喜びを得ることができます。
癒し的な存在として、ストレスや疲れを吹き飛ばしてくれるだけでなく、家族の絆を強化する役割も果たしてくれます。
家族と一緒に犬と遊んだり散歩したりすることで、コミュニケーションの機会が増え、より会話も弾むはずです。ぜひ愛犬と幸せな人生を送っていただきたきたいと思います。

※インタビューの内容は取材当時のものです。現在は状況が変わっている場合がございます。

※ブリーダーの意見をもとに記事を作成しております。

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