「昔は犬が嫌いだったんです。今は愛する我が子たちだと思っています。」と話す小濱ブリーダー。愛情をかけてトイプードルを育てています。

事務局　ブリーダーになったきっかけを教えてください。
小濱ブリーダー　小さい頃は、犬を飼う習慣もふれあうきっかけもなかったので、怖い感覚しかなく、犬が大嫌いだったんです。でも、ティーカッププードルを見た時に、あまりのかわいさに心をひかれてお迎えしました。初めてで不安でしたが、プードルの魅力を知って大好きになり、この子が一人では寂しいかもしれないと、3ヶ月後に2頭目を迎えました。手入れをすればするほどかわいくなり、愛情も返してくれて、どんどんプードルを増やしていったんです。当初、ブリーダーをする気はなく、すべて自分の子として育てていました。譲って欲しいという方にお譲りをしていたら、あれよあれよとブリーダーのような状況になっていったのです。今でもブリーダーの感覚はなく、かわいい我が子を喜んでかわいがってくださる方に購入いただいているので、親戚が増えている感じです。お写真を届けていただくなど、アットホームな交流をしています。

事務局　JKCチャンピオンはもちろん、インターナショナルビューティーチャンピオンも輩出されています。みんなお顔がかわいくて愛らしいですね。
小濱ブリーダー　ある日、美しさや犬のスタンダードってなんだろう?と思い、ショードッグに興味を持ちました。プードルの奥深さを知って、かわいさも美しさも兼ね備えている、もっといいプードルを輩出したい!と思い、ショーへの参加を始めました。世界的に有名な犬舎さんで、生後3カ月の子に一目惚れをし、譲っていただいたのがチャンピオンになったハチでした。この子はインターナショナルビューティーチャンピオン以外にアメリカグランドチャンピオンにもなったんですよ。今はショードッグを引退し、家でゆったりと過ごしていますが、今もこの子の子孫がショーで活躍しています。

事務局　ショーでの目標はありますか?
小濱ブリーダー　JKCチャンピオンはもとより、ハイクラスを目指しています。スタンダードに忠実なだけではなく、人目を引くかわいさと美しさをもち、一目おかれる存在にしたいんです。いいワンちゃんがいるね!といわれるようになりたいですね。

事務局　ブリーディングの際、気を付けていることはありますか?
小濱ブリーダー　血統はもちろん遺伝的な長所や特徴を考慮し、健康で良質な子犬を作出できるよう努めています。自分が十分に愛情を注げる範囲でしか繁殖をしないので、生まれる数は少ないですが、新しい家族に迎え入れられる直前まで、たっぷり愛情を注いで大切に育てています。特に、人間とのスキンシップを大事にしていて、子犬たちがして欲しいことは基本的に拒否しません。そのため、どの子も人間が大好きになります。見学にいらした方からは「なんでこんなに人懐っこいの?」と驚かれるんですよ。

事務局　これからプードルを飼いたいと思ってらっしゃる方に、メッセージをお願いします。
小濱ブリーダー　犬嫌いだった私が飼えたので、初めての方でも飼いやすい犬種です。とてもフレンドリーで、頭がよく、上下関係も分かるので、しつけがしやすく人に忠実です。きれい好きですし、無駄吠えもなく、毛が抜けにくいのもいいですね。観察力が優れていて、飼い主に合わせてニコニコしたり、しょんぼりしたり。家族の一員として楽しく過ごせますよ。健康第一でお顔もかわいく愛される子を作出し、ファミリーを増やしていければと思っています。

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